女子プロレス界の伝説的存在、ダンプ松本さんと長与千種さん。
現在、ダンプ松本さんの半生が描かれたNetflixドラマ「極悪女王」が大きな話題を呼び、再注目されています!
<極悪女王記事はこちら↓>
かつてリング上で激しい抗争を繰り広げたダンプ松本さんと長与千種さんですが、現在はどのような関係なのでしょうか?
今回は、ダンプ松本さんと長与千種さんの関係性や確執について、過去から現在まで徹底的に調査してみました。
- ダンプ松本と長与千種は仲良し?
- ダンプ松本と長与千種の現在と過去の関係性や確執について
- 髪切りデスマッチやダンプ松本引退試合の詳細
ダンプ松本さんに余命あり!?記事はこちら↓
ダンプ松本と長与千種は仲良し?
結論から言うと、ダンプ松本さんと長与千種さんは現在とても仲が良いようです。
かつてリング上では激しい抗争を繰り広げたダンプ松本さんと長与千種さんですが、プライベートでは意外にも良好な関係を保っているのです。
実はダンプ松本さんと長与千種さんは、1980年に全日本女子プロレスに入門した同期生でした。
ダンプ松本さんと長与千種さんは、デビュー当初は共に「落ちこぼれ組」として苦労を共にしてきた仲間でもありました。
ダンプ松本さんは自身のブログで当時を振り返り、「私と千種は完全な落ちこぼれだった。いわゆる『これ』という個性がなかったのだ。何度『もう辞めてしまえ!』と吐き捨てられたか分からない」と語っています。
苦楽を共にしてきたダンプ松本さんと長与千種さんだからこそ、お互いを理解し合える特別な絆があるのかもしれません。
極悪女王でも、デビュー当初のダンプ松本さんと長与千種さんが落ちこぼれだったという様子がリアルに再現されていました!
ダンプ松本と長与千種の現在の関係性!仲良しエピソードを紹介
では、ダンプ松本さんと長与千種さんの現在の仲の良い関係性がわかるエピソードはどのようなものなのでしょうか?
ダンプ松本さんと長与千種さんの現在の関係を表す仲良しエピソードをご紹介していきます。
長与千種がダンプ松本の還暦を祝福
2021年10月11日、後楽園ホールで「ダンプ松本41周年還暦大会〜真っ赤な青春〜」が開催されました。
60歳の還暦を迎えたダンプ松本さんが現役選手としてリングに立ち、なんと長与千種さんと対戦したのです。
試合後、長与千種さんはグータッチでダンプ松本さんの還暦を祝福。
かつての激しい抗争からは想像もつかない、和やかな雰囲気だったそうです。
この光景を見ただけでも、ダンプ松本さんと長与千種さんが現在良好な関係を築いていることがわかりますね。
極悪女王の制作発表会見で仲良く写真撮影
また、2024年9月にNetflixで配信されたドラマ「極悪女王」では、ダンプ松本さんと長与千種さんの関係性が描かれました。
このドラマの制作発表会見では、ダンプ松本さんと長与千種さんが仲良く並んで写真撮影に応じる姿も見られました。
長与千種さんは自身のインスタグラムで、「極悪女王演者の皆様・監督・スタッフ、角川、鈴木さんNetflixの皆様、プロデューサー…。ありがとうございました。55年組の全てが完結しました。感謝しかありません」とコメントされました。
有吉大反省会での良好な関係の暴露
さらに、2019年4月3日にダンプ松本さんと長与千種さんは日本テレビ系「有吉大反省会2時間SP」にてテレビ初共演されています。
番組内では、「私、極悪同盟のダンプ松本とクラッシュギャルズの長与千種は、これまで数々の抗争を繰り返し、因縁のライバルだと思われていますが、それはうそで、実は大の仲良しであることを反省しに参りました」と反省文を2人揃って読み上げる場面があり、2人の良好な関係が明かされました。
Instagramで「同期でよかった」と投稿
ダンプ松本さんは、10月28日に自身のInstagramを更新し、長与千種さんとの2ショットを掲載した上で、「同期でよかった」とコメントされました。
今、思うこと…同期で良かった。
このダンプ松本さんの投稿にはファンも感涙。
ダンプ松本と長与千種の過去の確執
しかし、ダンプ松本さんと長与千種さんの関係は常にこのように良好だったわけではありません。
ダンプ松本さんと長与千種さんの間には壮絶な抗争の歴史がありました。
1984年、ダンプ松本さんは悪役軍団「極悪同盟」を結成。
一方の長与千種さんは、ライオネス飛鳥さんとともに「クラッシュギャルズ」を結成しました。
この2つのユニットの抗争は、日本中を熱狂させる大ブームを巻き起こしました。
ダンプ松本さんは当時を振り返り、「あの頃は本当に千種が嫌いだった」と語っています。
さらに、ダンプ松本さんは、「ある日、心底頭にきた私は、リング上で千種さんを脅そうとホンモノの短刀、いわゆる『ドス』を用意した」とも明かしています。
このエピソードからも、当時のダンプ松本さんと長与千種さんの確執がいかに激しいものだったかがわかります。
しかし、実はこの激しい抗争の裏には、全日本女子プロレス会長による仕掛けがあったようです。
全日本女子プロレス会長は、ダンプ松本さんと長与千種さんに対して、相手の悪口を吹き込んでいたのです。
「千種が事務所に来ては毎日毎日『ダンプが嫌いだ。もう戦いたくない』と言うんだ。とにかくお前のことが大嫌いだって。正直、俺も参ったよ…」。深刻そうな表情で私に話しだす。それも全部の準備を整えて、さあこれからゴングが鳴るという直前にだ
「飛鳥もお前が大嫌いだって。本当は顔も見たくないらしい」。何だそりゃ。こっちは仕事と割り切り、命の危険まで感じながら悪に徹しているんだ。同期で仲が良かっただけに、怒りは倍増した。
東スポWEB
これにより、ダンプ松本さんと長与千種さんの感情はエスカレートし、リング上での激しい抗争につながったのです。
ダンプ松本さんは「後で千種や飛鳥と話して分かったんだけど、全部高司さんの作り話だったらしい。つまり大ウソだったわけだ」と語っています。
極悪女王での描写では、明確に会社側がダンプ松本さんと長与千種さんの不仲をけしかけた描写はありませんでしたが、当時の不仲な関係性としてはかなり正確に描かれていると言えますね!
ダンプ松本と長与千種の髪切りデスマッチが壮絶!
ダンプ松本さんと長与千種さんの抗争の中でも、最も有名なのが「髪切りデスマッチ」と言えます。
1985年8月28日、大阪城ホールで行われたこの試合は、敗者の髪を切るという過激なルールで行われました。
当日は11,000人もの観客が詰めかけ、会場は異様な熱気に包まれたといいます。
試合は長与千種さんが敗れ、リング上で髪を切られるという衝撃的な結末を迎えました。
この試合の余波は大きく、関西テレビは「残酷」とクレームが来たことを理由に、全日本女子プロレスの中継を打ち切ってしまったほどです。
この「髪切りデスマッチ」は、ダンプ松本さんと長与千種さんの抗争を象徴する出来事として、今でも多くのファンの記憶に残っています。
極悪女王でも、印象的なシーンとなったダンプ松本さんと長与千種さんの髪切りデスマッチ。当時の再現性がすごいとも話題になっていました!
ダンプ松本引退試合が和解への第一歩?
ダンプ松本さんと長与千種さんの関係に大きな転機が訪れたのは、1988年のダンプ松本さんの引退試合でした。
2月25日、川崎市体育館で行われた引退試合では、ダンプ松本さんと大森ゆかりさんのコンビがクラッシュギャルズと対戦。試合は4人全員が流血の乱闘となり、無効試合となりました。
さらに、その試合においてダンプ松本さんは、会社側から「ファンが見たがっているから」とダンプ松本さんと長与千種さんのコンビ結成を説得されたそうです。
これは、長与千種さんが最後にダンプ松本さんと5分だけ組みたいと申し出たことが背景にあるようです。
そして急遽、ダンプ松本さんと長与千種さんがタッグを組んで「飛鳥&大森」コンビと戦うというエキシビションマッチが行われたのです。
会場は大爆発。ダンプ松本さんと長与千種さん2人の長年のライバルが手を組む姿に、ファンは熱狂しました。
ダンプ松本さんは、当時のことをこのように話されています。
リング上からはクラッシュのファンに「今までチーちゃん(長与)と智ちゃん(飛鳥)をイジメてすいませんでした」と、ガラにもなく泣きながら最初で最後の謝罪までしたぜ(笑い)。
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この出来事は、ダンプ松本さんと長与千種さんの関係に大きな転換点をもたらしました。
ダンプ松本さんと長与千種さんの長年の確執に終止符を打ち、和解への第一歩となったのです。
極悪女王では、ダンプ松本さん引退試合の際、ダンプ松本さんが謝るという描写はなかったものの、試合運びはリアルに再現されていましたね!
ダンプ松本と長与千種は仲良し?関係性や確執は極悪女王通りなのか徹底調査!まとめ
ダンプ松本さんと長与千種さんの関係は、プロレス界の歴史そのものと言えるでしょう。
同期生として入門し、共に苦労したダンプ松本さんと長与千種さんは、その後激しい抗争を繰り広げました。
しかし、その抗争の裏には興行を盛り上げるための会社側の策略があったことも明らかになっています。
そして、ダンプ松本さんの引退試合を機に和解への道を歩み始めた2人は、現在では互いを理解し合える特別な仲になっているようです。
プロレスラーとしてのライバル関係を超えた、深い友情がダンプ松本さんと長与千種さんの間にはあるのでしょう。
そして、「極悪女王」で描かれたダンプ松本さんと長与千種さんの関係は、非常にリアルな再現だったと言えます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。