世界的スーパースターの大谷翔平さん。
プロ野球選手の登場曲は、試合に向けて気持ちを高める大切な要素ですよね。
二刀流として活躍する大谷翔平さんは、投手と打者、それぞれの場面で異なる登場曲を使用してきました。
今回は、日本ハムファイターズ時代から現在のMLBまで、大谷翔平さんの歴代登場曲の変遷をまとめていきます。
また、大谷翔平さんの登場曲の選曲理由についても徹底考察しました!
- 大谷翔平の日本ハム・MLB登場曲総まとめ
- 大谷翔平の登場曲選曲の理由考察3選!
大谷翔平登場曲まとめ【日本ハム・メジャーリーグ】
それでは、大谷翔平さんの登場曲を日ハム時代・メジャーリーグと分けて見ていきましょう!
日本ハムファイターズ時代(2013-2017)登場曲まとめ
使用年 | 投手/打者 | 曲名 | 歌手 |
---|---|---|---|
2013 | 投手 | The Power Of Love | Huey Lewis & The News |
2013 | 打者 | ドリームメイカー | TRIPLANE |
2014 | 投手 | Party Maker | Perfume |
2014 | 打者 | キットカナウ | miwa |
2015-2017 | 投手 | Do or Die | Afrojack |
2015-2017 | 打者 | Wrapped Up | Olly Murs |
メジャーリーグ時代(2018-2024)登場曲まとめ
使用年 | 投手/打者 | 曲名 | 歌手 |
---|---|---|---|
2018 | 打者 | ファッションモンスター | きゃりーぱみゅぱみゅ |
2018 | 打者 | Showtime | Lil Wayne |
2018-2022 | 投手 | Do or Die | Afrojack |
2018-2020 | 打者 | Wrapped Up | Olly Murs |
2021 | 打者 | LOST IN PARADISE feat.AKLO | ALI |
2022 | 打者 | The Greatest Show | Hugh Jackman, Keala Settle他 |
2023 | 打者 | LOVE ROCKETS | The Birthday |
2023-2024 | 投手 | Life in the Fast Lane | Eagles |
2023-2024 | 打者 | Can’t Get Enough | Ghost Machines |
2024 | 打者 | 24K Magic | Bruno Mars |
2024 | 打者 | 裸の勇者 | Vaundy |
2024 | 打者 | Bling-Bang-Bang-Born | Creepy Nuts |
2024 | 打者 | The Show Goes On | Lupe Fiasco |
2024 | 打者 | Feeling Good | Michael Bublé |
【日本ハムファイターズ時代】大谷翔平登場曲詳細
大谷翔平さんの日本ハム時代の登場曲の詳細を早速見ていきましょう!
Huey Lewis & The News「The Power Of Love」(投手)
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の主題歌として有名な楽曲です。
2024年に大谷翔平さんの同僚であるジェームズ・アウトマンさんが、球場入りする際の私服として「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のロゴとデロリアンがデザインされた白いTシャツを着てきたそうですが、関係あるのでしょうか・・・?!
TRIPLANE「ドリームメイカー」(打者)
2013年、当時18歳の大谷翔平さんは、北海道出身バンド「TRIPLANE(トライプレイン)」の「ドリームメイカー」を登場曲として使用していました。
この年、日本ハムの北海道移転10周年を記念したイベントでTRIPLANEが球場でライブを披露。
ボーカルの江畑兵衛さんは大谷翔平さんと記念撮影を行い、「曲を変えないでね」と声をかけるなど、地元バンドと若き期待の星との微笑ましい交流が生まれました。
Perfume「Party Maker」(投手)
大谷翔平さん、Perfumeが登場曲の時代もありました!
miwa「キットカナウ」(打者)
miwa「キットカナウ」は、前向きな気持ちになれる応援ソングです。
miwaさんは、この登場曲を大谷翔平さんに採用された縁もあり、札幌ドームで行われた日本ハム-オリックス戦で人生初の始球式に参加されています。
その際、miwaさんは「とても光栄でした」とコメントされました。
Afrojack「Do or Die」(投手)
Afrojack「Do or Die」は、大谷翔平さんの登場曲として日本ハム時代からメジャーリーグでも継続使用されました!
大谷翔平さんにとって思い入れの深い曲なのかもしれませんね。
「Do or Die」は、「死ぬ覚悟でやる!」というようなニュアンスですが、大谷翔平さん自身そういった気持ちで挑んでいるのかもしれません・・・!
Olly Murs「Wrapped Up」(打者)
Olly Murs「Wrapped Up」も、大谷翔平さんの日本ハム時代だけではなくメジャー移籍後も継続して使用されている楽曲です。
「Wrapped Up」は、ポップな曲調のラブソングです。
大谷翔平さんが登場曲として採用したことで、日本でもヒットしました!
【メジャーリーグ】大谷翔平登場曲詳細
続いて、大谷翔平さんのメジャーリーグでの登場曲の詳細についても見ていきましょう!
きゃりーぱみゅぱみゅ「ファッションモンスター」(打者)
大谷翔平さんは2018年のメジャーリーグ・オープン戦で、チームメートにいじられ、きゃりーぱみゅぱみゅの「ファッションモンスター」が登場曲として流されました。
大谷翔平さんは「本当は僕の希望した登場曲じゃない」と説明しつつも、思わずニヤリと笑顔を見せました。
その後の第1打席では大谷翔平さんは右前打を放っています。
Lil Wayne「Showtime」(打者)
大谷翔平さんが得点圏の場面限定で使用した楽曲、米人気ラッパー・リル・ウェインの「Showtime」。
大谷翔平さんが通常使用していた「Wrapped Up」に加え、チームメートのピッチャー陣から勧められた新曲を取り入れることになったようです。
初めて使用した試合では、その登場曲とともに左中間への逆転3ランホームランを放つ好結果になりました。
大谷翔平さんは、「いい結果が出たので使い続けたい。せっかく選んで勧めてくれたので使いたい」とコメントされました。
名前の翔平にちなみ、アメリカでは「ShoTime(ショータイム)」とも呼ばれる大谷翔平さんにピッタリの選曲だったと言えます!
Afrojack「Do Or Die」(投手)
先述の通り、大谷翔平さんが日本ハム時代から継続使用されてきた楽曲です。
Olly Murs「Wrapped Up」(打者)
先述の通り、大谷翔平さんが日本ハム時代から継続使用されてきた楽曲です。
ALI「LOST IN PARADISE feat.AKLO」(打者)
アニメ「呪術廻戦」のエンディングテーマとなった楽曲です。
大谷翔平さんは呪術廻戦の大ファンで、「毎回楽しみにしていたので、登場曲も変えてみました」とコメントされました。
大谷翔平さんは、Instagramのストーリーズでも「呪術廻戦」式に、自身のトレーディングカードを公開することもあったようです。
Hugh Jackman, Keala Settle, Zac Efron, Zendaya「The Greatest Show」(打者)
2022年シーズン開幕、大谷翔平さんはエンゼルス5年目を迎えるにあたり、映画「グレイテスト・ショーマン」のオープニング曲「The Greatest Show」を新たな登場曲に選びました。
この選曲には、映画タイトルの「ショーマン」と大谷選手の「ショウヘイ」を掛け、「地上最大のショーを見せたい」という遊び心が込められているとも言われています。
パワフルなメロディは、さらに進化した大谷翔平さんのプレースタイルにもマッチしていますね!
The Birthday「LOVE ROCKETS」
The Birthdayの「LOVE ROCKETS」は、大谷翔平さんのお気に入りのバスケットボール漫画で大ヒットした「スラムダンク」映画版のオープニング主題歌として話題になりました。
大谷翔平さんは、スラムダンクを全巻揃えており、何十回と読み返しているそうです。
大谷翔平さんはスラムダンクについて、「本当にいいマンガで、感じるものがあるなって」と過去のインタビューでも語っています。
Eagles「Life in the Fast Lane(駆け足の人生)」(投手)
米人気バンド、イーグルスが76年に発表した名曲「Life in the Fast Lane(駆け足の人生)」。
サビ部分は「イカレちまうぜ 駆け足の人生」という歌詞で、圧倒的実力で勝利に導く大谷翔平さんの姿と少し重なるものがありますね・・・!
Ghost Machines「Can’t Get Enough」(打者)
Ghost Machines「Can’t Get Enough」は、ロック系の曲ですね。
Bruno Mars「24K Magic」(打者)
グラミー賞17度受賞のポップアーティスト、ブルーノ・マーズの楽曲、『24K Magic』。
大谷翔平さんの選択ではなく、スタッフが歌詞中に「ショー・タイム」とあるため選んだそうです。
Vaundy 「裸の勇者」(打者)
TVアニメ『王様ランキング』第2クールのオープニング・テーマとなったVaundy の「裸の勇者」。
『王様ランキング』は、苦難に立ち向かい成長していく王子が主人公になったアニメ作品です。
大谷翔平さんは、度々アニメ主題歌も登場曲に選曲されていますね。
Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」(打者)
TVアニメ『マッシュル-MASHLE-』第2クールオープニングテーマとなったCreepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」。
大谷翔平さんは2024年レッドソックス戦で、通常の登場曲を変更し、このCreepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」を使用しました。
この日はドジャースとソニー・ホンダモビリティのスポンサー契約を記念した特別イベント「AFEELA PREGAME PERFORMANCE」が開催されていました。
試合前にCreepy NutsのR-指定さんとDJ松永さんが会場でライブパフォーマンスを披露し、DJ松永さんは山本由伸さんを捕手に始球式も務めました。
その流れを受け、1番打者として打席に立った大谷翔平さんが、直前に披露された「Bling-Bang-Bang-Born」を登場曲として採用し、粋な計らいとして話題となりました。
菅野祐悟 「il vento d’oro」(打者)
2024年7月23日、ドジャースの「ウィメンズ・ナイト」で大谷翔平選手の妻・真美子さんが選んだ登場曲は、アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」第5部の楽曲「il vento d’oro」(作曲:菅野祐悟)でした。
この曲は同アニメで”勝ちが決まったとき”に使用される印象的な楽曲として知られています。
Lupe Fiasco「The Show Goes On」(打者)
2008年グラミー賞受賞の人気ラッパー、ルーペ・フィアスコの人気曲である「The Show Goes On」。
大谷翔平さんのドジャース移籍後の2024年シーズン開幕に向けて採用された楽曲です。
当初、韓国での開幕2連戦とエンゼルス戦ではブルーノ・マーズの「24K MAGIC」を使用していましたが、その後この新曲に変更。
選曲は球団広報のフアン・ドラド氏によるもので、大谷翔平さんの「翔平」という名前と曲名の「Show」を掛け、さらに歌詞に含まれる「Laser(レーザー)」という言葉には、鋭い打球を放ってほしいという願いが込められているとのことです。
Michael Bublé「Feeling Good」(打者)
2024年ポストシーズン、大谷翔平さんがワールドシリーズ進出をかけたNLCS第6戦で新たに採用した曲です。
Michael Bublé(マイケル・ブーブレ)はカナダ出身の歌手で、日本では映画『嫌われ松子の一生』の挿入歌として知られています。
大谷翔平さんは、それまでシーズンを通して使用していた「The Show Goes On」から変更し、大一番で新しい曲を選択しました。
自ら選曲した大谷翔平さんは「フィーリングがいいっていうことで選ばせてもらいました」とコメントされています。
この曲はYouTubeで2億5000回以上の再生数を誇る人気曲で、日本プロ野球では日本ハムの万波中正さんも登場曲として使用しています。
大谷翔平の登場曲の選曲理由は?考察3選!
大谷翔平さんがこれまでに使用してきた登場曲について、選曲理由を考察してみました。
- 登場曲のアニメ主人公に自身を投影
- 「ショータイム」と「翔平」を掛けた楽曲選定
- 特にこだわりはない
選曲理由1:登場曲のアニメ主人公に自身を投影
大谷翔平さんは、自身もアニメ好きの一面があり、度々アニメに関する登場曲を採用されています。
そんな大谷翔平さんのアニメ楽曲の登場曲選択には、興味深い共通点が見られます。
- 『王様ランキング』オープニング「裸の王様」
- 『THE FIRST SLAM DUNK』オープニング「LOVE ROCKETS」
- 『呪術廻戦』エンディング「LOST IN PARADISE feat.AKLO」
これらのアニメ楽曲には、「自分の弱さを知りながらも強敵に立ち向かう主人公が描かれている」という点で共通しています。
大谷翔平さん自身も、高校時代の甲子園での未勝利や、二刀流挑戦への批判、度重なる怪我との闘いなど、挫折や困難を少なからず経験してきました。
アニメの主人公たちの挫折や困難を経験しながらも成長を続ける姿勢が、大谷翔平さん自身にも共通するところがあり、自身を投影しているのかもしれません。
それが、大谷翔平さん登場曲のこれらのアニメ楽曲選択に関係している可能性があります。
選曲理由2:「ショータイム」と「翔平」を掛けた楽曲選定
大谷翔平さんの楽曲選定には、楽曲名や歌詞の中に「SHOW」や「SHOW TIME」と出てくるものが複数採用されています。
- Lil Wayne「Showtime」
- Hugh Jackman, Keala Settle, Zac Efron, Zendaya「The Greatest Show」
- Bruno Mars「24K Magic」
- Lupe Fiasco「The Show Goes On」
これらの楽曲はいずれも楽曲名や歌詞の中に「SHOW」が出てきます。
大谷翔平さんはその名前から、アメリカで「ショータイム」との異名があります。
大谷翔平さんやスタッフが機転を効かせ、そんな大谷翔平さんらしい「ショータイム」とうたった楽曲を選定している傾向にあります。
選曲理由3:特にこだわりはない
最後に、大谷翔平さんの楽曲選定には特にこだわりがない可能性もあるということです。
大谷翔平さんはメジャーリーグで「Wrapped Up」(Olly Murs)と「Showtime」(Lil Wayne)の登場曲を使い分けていました。
インタビューで、これらの楽曲の選曲理由を問われた際、大谷翔平さんは次のように答えられました。
「特に(理由は)ないですね。登場曲に関しては特にこだわりはないです」
Full Count
実際に、大谷翔平さんは元々音楽へのこだわりが少なかったようです。
しかし、一方で大谷翔平さんの妻・真美子さんは音楽愛好家。
大谷翔平さんも真美子さんの影響を受け、移動中に音楽を聴くことが増え、約6万円の高性能ヘッドホンを愛用するほど音楽への関心を深めているそうです。
真美子さんは大谷翔平さんのために「応援ソングリスト」も作成しており、大谷翔平さんも「音楽は自らを奮い立たせる」と感じるようになったと言います。
大谷翔平の歴代登場曲!日本ハム時代からMLBまで総まとめ!選曲理由も徹底考察! まとめ
今回は、大谷翔平さんの日本ハム時代からメジャーリーグでの登場曲の変遷や、選曲理由についても考察していきました!
- 日本ハム時代からメジャー移籍後も同じ曲を使用し続けるなど、ルーティンも重視
- アニメの主題歌を採用するなど、自身の興味を反映した選曲も
- 自身の名前にちなんだ楽曲採用も
- 登場曲選定にこだわりがないと答える場面も
大谷翔平さんの活躍とともに、今後どのような楽曲が登場曲として選ばれていくのか、引き続き注目です。